建設協同組合 高松総合センター
佐々木 正富理事長 挨拶
建設協同組合 高松総合センターの設立は、中小企業等協同組合法による組合員の相互扶助の精神に基づき、協同して必要な事業を行い、もって組合員の自主的な経済活動の促進とその経済的地位の向上を図ることを目的としたものです。
設立に至までの経緯は、昭和48年12月のオイルショックが直接の動機となったもので、当時のオイルショックによる建設資材の暴騰、入手難のため、工期の遅延、経営の悪化をもたらすなど、地元建設業界にとりましても憂慮すべき事態に至りました。
さらにこれに関連してとられた政府の総需要抑制策、金融引き締め等も契機となって、香川県建設業協会高松支部及び高松市建設業協会の役員等を中心に、昭和49年に組合設立に至ったものであります。
主な組合事業としては、
- 金融事業(転貸融資事業)
- 共同購買事業(生コンクリート、工事資材)
- 建設残土処理事業(一般残土、コンクリート廃材)
- 教育情報事業(雇用改善、技能・資質の向上)
- 福利厚生事業(保険共済制度の加入促進)
- 会館管理事業(テナント、一般会議室賃貸)
しかしながら、建設業を取りまく環境は、公共工事の減少、異常な低価格での競争など、年々厳しさを増し、ここ数年は組合事業の一部休止を余儀なくされるに至っております。
このような経営環境の中にあってこそ、組合の果たす役割は、ますます重要性を増してくるものと確信しているところでございます。
最後になりましたが、新しい組合を目指して、充実、発展に努めて参る所存でございますので、組合員の皆様方の益々のご理解、ご協力と、関係各位のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。